何かを得て何かを失う
2007年 12月 29日
なにか新しいもの(能力)を得ると、同時になにか今まで持っていたなにかの能力を失う・・・・・・
ニコラス・ハンフリーという学者が「喪失と獲得」という本に書いているそうです。
茂木健一郎が「芸術脳」の中で語っていました。
これによると、人間はいろんな道具を編み出し、新たな自由を手にいれたつもりが、その度にそれまであった多くのものを失ってきたことになります。
僕らは便利なものを手に入れ、その代償に何かを失ってきた。
そうやって僕らは生きてきたんですね。
うすうすとは感じていましたが、やっぱりね。という感じです。
さて今年、僕らは何を欲しがり何を手に入れ、代償に何を失ってしまったのでしょうか。
住宅も、特にメディアの世界では益々変化が早くなってきているように見えます。そこから感じ取れる一つの世界には、実際に泣いたり笑ったりして生きている、実感のある家族の生活がますます見えにくくなっているということです。そのビジュアルな器が、その空間が、地域に、街に、家族にどんな影響を与えるのかは、もうすこし時を待たねばなりませんが。
かつて見たこともない空間が、また何かを生み出しそしてまた何かを失うのです・・・・・・・
来年は、すでに失ってしまったもの、失ってしまうもの、失いそうなものをよ~く見極めてから、新しいものとのバランスを取りながら、仕事をしようと思います。
でも、それでも僕たちは懲りずに前に進むしかないのでしょうか?
今年は多くのすばらしい人々との新しい出会いがありました。
皆様、良いお年をお迎えください。
ニコラス・ハンフリーという学者が「喪失と獲得」という本に書いているそうです。
茂木健一郎が「芸術脳」の中で語っていました。
これによると、人間はいろんな道具を編み出し、新たな自由を手にいれたつもりが、その度にそれまであった多くのものを失ってきたことになります。
僕らは便利なものを手に入れ、その代償に何かを失ってきた。
そうやって僕らは生きてきたんですね。
うすうすとは感じていましたが、やっぱりね。という感じです。
さて今年、僕らは何を欲しがり何を手に入れ、代償に何を失ってしまったのでしょうか。
住宅も、特にメディアの世界では益々変化が早くなってきているように見えます。そこから感じ取れる一つの世界には、実際に泣いたり笑ったりして生きている、実感のある家族の生活がますます見えにくくなっているということです。そのビジュアルな器が、その空間が、地域に、街に、家族にどんな影響を与えるのかは、もうすこし時を待たねばなりませんが。
かつて見たこともない空間が、また何かを生み出しそしてまた何かを失うのです・・・・・・・
来年は、すでに失ってしまったもの、失ってしまうもの、失いそうなものをよ~く見極めてから、新しいものとのバランスを取りながら、仕事をしようと思います。
でも、それでも僕たちは懲りずに前に進むしかないのでしょうか?
今年は多くのすばらしい人々との新しい出会いがありました。
皆様、良いお年をお迎えください。
by u-kuukan
| 2007-12-29 15:47
| 本