高野保光のコラム


by u-kuukan
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子供の居場所

f0012852_2022029.jpg昨日、OZONEで8月26日まで開かれている建築家5人展「お父さんは建築家!」の連動セミナーがあった。
友人の川畑博哉さん、Hさん、設計中の建主ご家族Kさん、Mさん暑い中、足を運んでいただきありがとうございました。
子供と暮らす家について5人の建築家がそれぞれの視点で、その思いを話し、
僕は、「子供の居場所」について考えていることを、少し言葉にしてみました。

僕らの少年時代は映画「3丁目の夕日」の数年後です。TVはあってもTVゲームはまだない時代。路地、空き地、畑や田んぼのあぜ道、小川、雑木林、神社の境内・・・・自分達の行動できる範囲、そこいらじゅう子供が集まればそこが子供の居場所だった。しかも真っ暗になって遊べなくなるまで時間は無制限。家に帰っても、子供部屋というより、茶の間、縁側、もちろん庭も子供の居場所だった。僕らはどこでも遊び、どこでも学んだ。たまに見知らぬおっちゃんに怒られながらも、地域の優しい目と、家族の温かいまなざしの中で、有り余るエネルギーを毎日全力で使い切っていたように思う。(ほとんど遊ぶことで・・・)

そして現代。当時よりますます便利に効率よくなって時間が余りその時間を豊かに使っているはずが、ますます時間は加速し忙しさも恐ろしいほど増しているように見える。こんな時代に、ぼくら大人達はどんな居場所を子供達に与えられるのだろうか?子供達にたっぷりと遊ぶ時間と空間を与えることができているだろうか?子供が集中して遊んだり絵を書いたり、自分で答えを出そうとしている時に、その子供の集中を邪魔するような言葉や、細切れの時間的制約をつけてはいないだろうか。子供が子供なりに戦ったり悩んだりした時に見えている街や空間は、その子をやさしく癒してくれるだろうか?そこに空は見えているだろうか、心地よい風と緑はあるだろうか・・・・・そして親や周囲の眼差しは・・・・・・・・

そんなことを自問自答しながら、自分の思いを話した。
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by u-kuukan | 2008-07-28 19:27 | 仕事