高野保光のコラム


by u-kuukan
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カテゴリ:その他( 29 )

先日の日曜日三菱1号館美術館で「画鬼・暁斎」ー幕末明治のスター絵師と弟子コンドルー

見てきました。

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存在を捉えたその眼差し、早描き、的確で繊細なデッサン力、日本画の画法、圧倒的な作品の力に言葉を失いました。暁斎は、まず観察して記憶し、その後に記憶を元に絵を描いたそうです。

その絵はどの段階で描くことを止めても、その描かれている線同士のバランスがいつも取れていて、さらに、一枚の絵全体のバランスも取れていたというのですから、驚きです。







f0012852_20325250.jpgジョサイア・コンドルは暁斎の弟子でした。ご存知のように「日本近代建築史の父」と言われていますが、24歳で来日しています。当時自らデザインした家は一軒も建てていなかったようですが、来日するや明治政府のためにいくつもの建築を設計し、工部大学校では自分とほぼ同世代の辰野金吾や、片山東熊・・・そうそうたる建築家も育てています。こちらも凄いですね。「暁英」と名乗った暁斎の弟子としての絵の完成度にも脱帽でした・・・


岡倉天心フェノロサが、暁斎を東京美術学校の教授にしようとしますが、まもなく暁斎は59歳で亡くなり、2人の願いは叶いませんでした。もし、あの時、暁斎が教授になっていたら今の日本画は違ったものになっていただろうと言われています。それだけの人が、なぜ日本美術史から消えかかっていたのかが、本当に不思議です。


暁斎とコンドル」2人の作品の触れ巾の広さ、批判精神、豊かさ、恐れ、華やか、遊び心、官能性・・・・・



混沌としている現代、この時期にこの展覧会が投げかけたものは大きいと感じました。




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by u-kuukan | 2015-09-07 20:55 | その他

東京カテドラル

9月にスタッフの金山君の結婚式がありました。
場所は東京カテドラル
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トップライトからの優しい光に包まれて、
厳かにささやかにこじんまりと式は行われました。
親族の方々、親しい友人、事務所スタッフ、元スタッフHさん
お世話になっている監督のEさんも駆けつけてくれました。

内輪だけでと、あまり声を掛けていなかったようですが
式がある事を、前日嗅ぎ付けた勘のいい左官職人のIさんも、
忙しい中急遽仕事を休んで、しかも当たり前のように
式に参列してくれました・・・・なんか良いですよね。

僕まで幸せをいただきました。
曇り空のお陰で、強すぎない柔らかで繊細な光が教会と
2人を包み込みました。

心がホッと温かくなる、静かな良い一日でした。





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by u-kuukan | 2014-09-20 17:00 | その他
先週は建築家の、横河 健さんの出版を祝う会がありました。
会場には400人くらいの方が集まり,はじめに建築家 槇文彦氏の
挨拶があり、友人の椎名英三さんの乾杯の挨拶で会は始まりました。
見渡せば著名な建築家達、インテリアデザイナー、・・・・
自分の居場所が見つからず、ソワソワしてしまいました。

途中、横河さんの88歳になるお母様が、シックなドレス姿で素晴らしい
歌声を披露されました。会場は拍手喝采、アンコールの声がかかると
背筋をスッと伸ばしダンスをするような姿勢で再登場、息を切らすことなく、
また美声を会場一杯に届けたのです。
横河さんのギターの生演奏もあり、とにかくスマートでカッコ良かった。
本人、ご家族、友人、先輩・・・ステキな愛すべき、魅力的な人たち。
『なるほど・・』と納得してしまう、そんな会でした。

内藤廣は、この作品集の中でこう語っています。
『・・・形というのはメタフィジカルなもので、時代の空気に反応しがちだが、
空間の質、つまり建物の中に流れている空気の質感は、個人の記憶
体験に属する・・・』

槇 文彦も、『芸術家は幼少の頃得た強烈な原風景の再現を生涯
追い続けるという。横河健の・・・・住宅作品にも、それが滲みでている』
と書いている。
その建築の空間の質を決める、自分の記憶・幼い体験から現在まで
体得してきたものは、だれのものでもない自分自身である。
その生まれ育った環境とその後の体験に感謝したくなる、そんな会でした。
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by u-kuukan | 2012-03-05 15:59 | その他
昨日は『マネーボール』のジャパンプレミアに行ってきた。

f0012852_2141377.jpgこの映画は、貧乏球団オークランドアスレチックスを強豪チームにつくり上げた、実在のジェネラルマネージャー、ビリー・ビーンの話。球界の常識や既存のシステムに挑戦し打破しようとする男の物語だ。ビリーの信念、情熱、娘と離れて暮らす孤独。
仕事・・・家族・・・・幸せとは・・・と問いかける。
ビリービーン自身は高卒で大リーグ入り、周囲の評価の高さとは裏腹に活躍も出来ず、スカウトに転進するという過去を持つ。既存の価値を打破することで、選手として成功できなかったその自分自身をも変えたかったのかもしれない。

球界の常識から、過小評価された選手達にのちに「マネーボール理論」と
呼ばれる考え方で価値を見出し、彼らに新たなチャンスを与え叱咤激励する。
自分達の5倍も予算のあるチームに立ち向かい勝てる集団をつくろうとする。
野球選手の価値とは何か?人間の価値とは?尺度を変えると人生は大きく変わる。
慣習的な価値観から離れ、一から見直し模索することの大切さを感じる。

ハリウッド映画とは思えない静かで、かげのある良い映画でした。

f0012852_21103928.jpgブラッドピットが舞台挨拶で、宮城県のリトルシニアの野球少年たちと一人ひとり握手をしサインボールを手渡すシーンや、記念写真の際も、少年たちと肩をくみ、カメラマンたちがブラピを前に出そうとする要求にも笑顔でやんわり断わり前に出ようとはせず、少年の間に埋もれ一緒に写真に納まるシーンもこの映画と重なった。
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by u-kuukan | 2011-11-10 13:44 | その他
f0012852_19551631.jpg今日昼休みチャリ(愛車ルイガノ)で銀行に行ってきた。

・・・・・・と思ってた。

でも、帰りはmasakano徒歩でした・・・・(まだ暑いもんね)
乗り捨てOKの便利なレンタカーみたいに・・・・・



夕方、事務所にチャリがないのに本人が(僕です)気付き(遅。遅過ぎる!!
皆に聞こえないくらい小声で「銀行にチャリ置いてきたみたい・・・ひとっ走り?取ってくるわ。」
・・・・と、僕。

スタッフ皆で 「ウェエ~~!!!」 のあと大爆笑
金山には「また、おばさんみたいなことを・・・・」って言われ、
ん~上手いこと言うな、と妙に納得。

ややお疲れかな、今日は早く帰って寝よッ。
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by u-kuukan | 2011-09-14 19:19 | その他

カレーひもかわうどん

昨日は伊勢崎で現場監理のあと、桐生の建具屋さんの作業場で打ち合わせ。
せっかく桐生に来たのでお昼はひもかわうどんを食べることに。
僕はカレーひもかわうどんで、金子はもりひもかわうどん
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食べ終わると手首が疲れるくらい、幅広でボリュームがあり重さのあるうどんです。
お店の人に聞くと食べやすくするため、これでもすこし小さくしたのだとか・・・・
うっかり普通のうどんのようにツルツルいこうすると喉にウッとくる、小さく噛み切りながら
食べるのがコツのようです。初めて食べたのですがこれがなかなか美味かった。

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設計者のサガですね、
条件反射のようにコンベックスをだして測っていました。
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by u-kuukan | 2011-09-08 14:42 | その他

家づくりの会展

f0012852_10395156.jpg家づくりの会展」が8月24日から銀座にて開催中です。
41名の建築家が設計した個性溢れる家づくりが、パネルで紹介されています。
最終日9月3日(土)は僕の会場当番です。当日10:00~18:00まで一日会場におります。

是非お越しください、お待ちしています。
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by u-kuukan | 2011-08-29 10:21 | その他
今年で3年目になる家づくり学校です。

NPO法人家づくりの会では、2009年より住宅の設計を目指す人のための学校である「家づくり学校」を開講しております。昨年は第二期家づくり学校として、座学中心の1年生コースに加え、見学会による2年生コースを新設し、座学だけにとらわれない幅広い知見を身につけるため、素材や技術などの見学を行ない好評のうち終了いたしました。
2011年は演習課題による三年生コースを新設し、1年生コース、2年生コースともにさらに内容を充実させた第三期家づくり学校を開講いたします。住宅設計に取り組む多くの方の参加をお待ちしております。

2011年4月
家づくり学校 校長 泉幸甫、副校長 本間至 川口通正 半田雅俊

<各学年 講義内容とスケジュール>
「1年生コース・座学」
全8回 定員:35人 受講料 6万円
会場:自由学園明日館(東京都豊島区西池袋) 午後3時〜5時半(2時間半)
日程・内容
 第1回  5/ 8(日) 「住宅建築を作り続けていくには」 本間至・長浜信幸・宮野人至
 第2回  6/19(日) 「構法から考える」 諸角敬・根來宏典
 第3回  7/17(日) 「素材から考える」 泉幸甫・松本直子
 第4回  8/28(日) 「環境から考える」 松原正明・石黒隆康
 第5回  9/18(日) 「木から考える」  松澤静男・古川泰司
 第6回 10/ 2(日) 「歴史から考える」 山本成一郎・ゲスト(未定)
 第7回 11/20(日) 「外構を考える」  高野保光・村田淳
 第8回 12/18(日) 「設計監理とは」  本間至・赤沼修

「2年生コース・見学」
全8回 定員:20人 受講料 5万円 交通費・入館料など別途
日程・内容
 第1回  5/14(土) 「石切場(大谷石)」 吉原健一
 第2回  6/11(土) 「植木」 根來宏典
 第3回  7/ 9(土) 「メッキ・塗装」 石黒隆康
 第4回  8/20(土) 「建具」 松本直子
 第5回  9/10(土) 「左官」 村田淳
 第6回 10/15(土) 「古建築」 山本成一郎
 第7回 11/12(土) 「木材」  赤沼修
 第8回 12/10(土) 「廃棄・再生素材」  安井正

「3年生コース・演習」
全8回 定員:10人 受講料 5万円
場所:家づくりの会ギャラリー(渋谷区千駄ヶ谷) 午後2時〜5時(3時間)
8回の講座の2回を一組にして、講義と演習課題の説明+講評会で4つの課題に取り組む
日程・内容
 第1回  5/22(日)・6/26(日)
「木造住宅の温熱設計」 半田雅俊・荏原幸久(株式会社EOM代表取締役)
 第2回  7/10(日)・8/ 7(日)
     「(仮)納まりのデザイン」 諸角敬
 第3回  9/ 4(日)・10/ 9(日) 
     「(仮)茶室・和風の原点」 川崎君子
 第4回 11/ 6(日)・12/ 4(日)
     「(仮)工法から考える」 藤原昭夫

(各学年とも講師・講義内容については都合により変更される場合があります)

第一期、第二期の家づくり学校の様子は当ブログにて公開中です。

<申し込み方法>
受講希望者はNPO法人家づくりの会の事務局にメールにて「第三期家づくり学校の件」と明記の上、お問い合わせください。折り返しお送りいたします専用申込用紙に必要事項を記入して申込んでください。家づくりの会HP、家づくり学校専用ブログでも申込受付予定。
なお、2年生コースは1年生コース受講修了者のみが、3年生コースは2年生コース受講修了者のみが受講できるものとします。ただし、1年生2年生同時受講、1年生2年生3年生同時受講は可とします。
申し込み締切りは4月20日水曜日(必着)。選考の上5月初旬までに受講者に通知いたします。

<申し込み先>
NPO法人家づくりの会
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-2-15 奥村マンション1階130号室
TEL.03-5360-8061 FAX.03-5360-8062
メール iezukuri@nifty.com
家づくりの会HP http://www.npo-iezukurinokai.jp/index.html
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by u-kuukan | 2011-04-12 18:46 | その他

日本人の底力

この度の地震の被害を受けた方々に、心からのお見舞いを申し上げます。

一日でも早く復旧復興することを願っています。
また、被災地の状況に,深い悲しみと強い衝撃を受けています。
しかし、辛い状況下での被災された方々の、お互いのいたわり忍耐強さ
冷静さ極限の中でも崩れないモラル感謝の言葉には
心が熱くなりこみ上げるものを抑えることができません・・・・・・・・
被災された方々の行動に世界中の人々が賞賛、感嘆していて、それにも
驚き、あらためて日本人のすばらしさを再認識させられました。
他のどの国にもまねのできない日本力日本の底力
を見ているようで、勇気づけられます。

同じ日本人であることに誇りを感じ、これがある限り日本は大丈夫と確信しています。
もちろんまだまだ厳しい状況は続いていますが、光明も見えてきました。

今、私達は無駄な消費は避けながらもしっかりと日常を生き
経済活動を続けなければなりません。日本の生活の基礎を守り
それをまた維持し、日々復興する被災地と共に力強く前に進まねばなりません。
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by u-kuukan | 2011-03-17 16:44 | その他
先週、スタッフと家族と映画『ツーリスト』のジャパンプレミアに行ってきました。
さすがにアリーナでのレッドカーペット・イベントには、仕事が終わったあと駆けつけた僕たちが入れるほど甘くなく、舞台挨拶のある会場で、イベントの生中継を楽しむことにしました。
ジョニー・デップは遅れて会場入り、(遅刻魔らしい)それでも長いこと待たせたファンに対して隅から隅まで手を抜かずに歩いて、f0012852_2051887.jpg相手をしっかり見て丁寧に握手やサインをして回る姿は、ファンでない僕でも一瞬惚れそう?になりました。さすがハリウッドを代表する超人気スター、プロ中のプロでした。
わが事務所スタッフは、自分がレッドカーペットを歩くわけでもないのに、緊張で何度もトイレに駆け込み、舞台挨拶で目の前にジョニー・デップが現れた時には、
『カッコイイ・・・』
と一言残し、ほぼ失神状態でした。

やっぱり、彼はなにか言葉にできない雰囲気を持っていました。「オーラ」があり、
今日本が一番足りないと思われる「自信」や「深い思索というか悲しみ」までもたたえながら。
その風貌が世界一セクシーな俳優といわれる所以なのでしょうか。
映画の内容はノーコメント。日本映画も、全然いけるぞという感想を持ちました。
負けているのは世界的なスターの不在、潤沢な映画制作費、膨大な広告費、そして個々の意識の差というところでしょうか。 
                 
f0012852_20236100.jpg映画を見た帰り際アリーナを覗いたら、もうほとんど撤収作業も終わっているようでした。
ファンの喧騒のあとも多くの人々が働いていました。


                               
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by u-kuukan | 2011-03-09 19:36 | その他