高野保光のコラム


by u-kuukan
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリ:日常( 41 )

庭のある春

昨年竣工した「千駄木の家」の奥様から、先日こんな
嬉しいメールが届いた。

『こんにちは。
庭のある春とは、こんな素敵なものとは・・・
思った以上でした。冬枯れていた枝先から若葉が溢れ出て
「ぐいぐい」と音がしそうなくらいです。
素敵なお家とお庭をありがとうございます。』・・・と。

奥様の言葉は、まるで新緑の林の中で木洩れ陽を浴びているような
幸せな心持ちにしてくれました。

f0012852_15162853.jpg
もうすぐ引き渡しの中野本町の現場では、ちょうどしだれ桜が満開でした。
ここでも奥様に、「今、しだれ桜がとっても綺麗なんです。」と、母屋のお庭を案内していただきました。
その桜の木は老木で今年の雪の重みに耐えられず折れている枝もありましたが、その枝にも多くの花を咲かせていて、その生命力にも驚かされ、しばし時間を忘れこぼれ落ちそうな満開の桜を見上げていました。


f0012852_15163444.jpgそして今日は大泉で敷地調査。解体する家と庭を見てきました。解体する家の瓦や敷石、大谷石などは新しい家でも使ってみたいと思っています。そして、立派なモミジやサルスベリの木などを残したいという、ご両親のお話や奥様のご希望を聞きながら、やはり日本の家は庭と一体だと再確認しました。帰り際、母屋の庭にあったポンテローザという種類の大きなレモンを2ついただいて帰ってきました。




f0012852_15163724.jpg
大きな家にも、小さな家にも庭があり緑がある、そしてどの家も家族の日々の生活と寄り添っている。どんなに技術が進歩しても、日本の家は庭とそして家族と一体となったもので、これはきっと、これからもずっと変わらないものなのではないだろうか。





[PR]
by u-kuukan | 2014-04-11 19:03 | 日常

お茶の時間

f0012852_18301734.jpg元スタッフのHさん、監督のEさんお二人にお願いして、自宅でお茶をたてていただきました。

小さな空間で着物姿でお茶をたてる仕草(作法?)はとても美しく、うっとりと見とれてしまいました。
抹茶を味わうためだけにあのプロセスがあり、ゆったりとした静寂の時間が流れます・・・・

こんな時間と空間の使い方があるのかと、日本人の創造力見立ての力など、改めて感じ入りました。
そしてそのような時間があまりにもなさすぎる現代とは何なのか、しみじみと考えさせられました。


岡倉天心も「茶の本」の中で、次のような事を書いています。

・・・われわれは分類に忙しすぎて、享受する暇がない・・・・と。
[PR]
by u-kuukan | 2013-04-26 14:47 | 日常

集中力!?

先日、いそいで荷物を入れる瞬間、親指を車のドアに挟んでしまった。

その瞬間は痛かったけど、どうしてもその日にやらなければならないことがあり、
次第に傷みも忘れてしまった。
でもよく見ると爪は内出血で真っ黒(真っ赤?)で、指も思うように動かない。
さすがに心配になり次の日の夕方病院へ。僕の指を診た先生は、
「昨日の朝?やっちゃったの。ん~、よく我慢したね。」と一言。

幼い頃、怪我をして家に帰って、「よく頑張ったね、強いね保っちゃん」
と母親に言われ、きゅうに痛みが襲ってきて大泣きしたことがある。
まさにあの感覚が・・・激痛が突然、戻ってきた!!!

「イ、 イッテェ~!」

レ ントゲンも撮られたが幸い骨には異常がなかった、毎日牛乳飲んでるしね?
医者は「原始的だけどこれが一番」とかなんとか言って、爪に小さな穴を開け
血を抜き消毒して包帯を巻かれて、無事治療完了。
今日は、指に力も戻ってきて、順調に回復しているようです!


集中力って大事ですね・・・・・・・・ってそういう話??
[PR]
by u-kuukan | 2012-05-31 14:20 | 日常

ゴン太くんとサクラ

f0012852_17242130.jpg今日、昨年末引渡しをしたHさんのお宅でゴン太くんに遭遇。
のっぽさんになったり(これがまたかなり似ていた・・・)
このイメージ力観察力間違いなくできる男の子です!!

将来が愉しみ。
f0012852_16495698.jpg帰りに善福寺川公園で車を止め、しばし花見
7~8分咲きという感じだったが、水面すれすれに枝を伸ばしたサクラ越しにみるボートのある風景・・・、良い感じでした。

サクラの開花前、思い入れの深い2軒のお宅をしぶしぶ?引き渡して、わが事務所も新人2名が入り、息子も社会人一年生になりました。






4月ですね・・・・

 ↓先日引渡した2軒のお宅
f0012852_16522498.jpg

[PR]
by u-kuukan | 2012-04-07 17:00 | 日常

手作りの心

f0012852_059474.jpg雑司が谷で上棟式があった。
北風が吹く冷え込んだ一日で、覚悟して現場に向かうと丁寧にブルーシートで包まれたコンパクトな木造の軸組みがあった。
簡易的に長テーブルやベンチが準備され、近くには暖房器具も用意、真冬の夕方とは思えない暖かな上棟式となった。
こんな気配りの積み重ねが良い仕事に繋がる!
これを見て僕は絶対良い家になる、と確信した。
f0012852_0541686.jpg建て主のCさんからは、
皆にネーム入りの手ぬぐいが配られ感激はさらに絶頂に。
頂いた手ぬぐいには、家マークと愛犬、雑司が谷の家というプロジェクト名と設計室名と工務店名が書いてある。この家に関わる皆でいい家を創りましょう!!
という思いがこのネーム入り手ぬぐいから感じ取れます。
祭りの手ぬぐいのようにねじり鉢巻をしたり、首に巻いたりしてみこしを皆の手で担ぐように・・・・
皆の手で創りあける家。そんなメッセージが伝わってきて、皆はやる気満々。
鳶さんのいつもの木やり歌のあと、棟梁までご近所がびっくりするような美声で歌いだし、
宴は2度目の絶頂に。
あまりの大声と僕らの元気さにちょっとご近所の方はビックリしたかも・・・


手のぬくもりを感じる心地よい上棟式だった。
[PR]
by u-kuukan | 2012-02-24 21:21 | 日常

沢 穂希

「一番清楚で日本らしいから」とFIFA2011年世界最優秀選手に選ばれた
沢穂希が表彰式に着物で出席した理由をこう答えた。
15歳で日本代表に選ばれてからなんと18年目にしてこの快挙。

女子サッカーがマイナーでほとんど相手にされない受難の時代も、沢は淡々と
やってきた。おそらく何度も何度もケガを乗り越えてきたはずだ。
どんな時も泣き言を言わず黙々とやる、そんな選手だ。

活路を見出すべく海外でプレーしたのも沢が女子サッカーの先駆者だろう、
体格差、言葉の壁などの不安を乗り越え、地道に努力を積み重ねてきた沢が、
メッシと並んで世界最優秀選手になった。・・・・・


「この賞を糧に日々精進したい」


浮かれることなく着物姿にぴったりの、物静かでしっかりしていてそれでいて
とても力強い言葉だったと思う。
[PR]
by u-kuukan | 2012-01-10 10:42 | 日常
久しぶりのブログです。
f0012852_21384348.jpg今日、「花水木の家」の奥様が手作りのシュトーレン
marimekkoの新作マグカップを持って事務所に来てくださいました。
きび砂糖の優しい甘さと口当たりで、美味しかった。
あわただしく仕事をしていたスタッフも僕も
ほんわりとした心持になり、食べた後はなぜか時間がゆっくり
過ぎているように感じた。

今年この家は「住いの設計」や「ハミングタイム」というタカシマヤ友の会
通信などの雑誌、他で取り上げられた。取材でご協力いただいた上に、こんな
美味しいものまで直接届けていただいて、嬉しく感謝の気持ちで胸一杯になった。
[PR]
by u-kuukan | 2011-12-27 18:14 | 日常

日常に寄り添う住まい

f0012852_21181124.jpg小学生になったばかりの夏の事、友達と喧嘩して家に帰り縁側に一人腰掛け、庭をボーッと眺めていた。
それを遠くで見ていたのだろうか、お袋が黙って庭に打ち水を始める。

やがて庭から緑越しに生ぬるい空気を押してヒンヤリした風が吹いてくる、手元にはいつの間にかスイカが置いてある。それを無言で食べながら時折、種を「プッ」と出す。その静かで穏やかな時間と空間にいつの間にか僕の心は癒されていた。


f0012852_21182526.jpgたわいもない幼い頃の出来事だが、
今でもあの優しい風と土の匂いを思い出す。
住まいはいつもそんな大小の家族の喜びと悲しみと共にあり、ただただ黙って家族と寄り添っている。

[PR]
by u-kuukan | 2011-05-17 19:52 | 日常

久しぶりに家族でパズル

子どもが小さい頃は、トトロのパズルとかいろいろ家族で楽しんだ。
先日、久しぶりに皆でジグソーパズルというか
JIGAZO PUZZLEというものを体験した。

帰宅すると娘の顔と一目で分かるパズルを子供達が真剣に組み立て最中。
こんなパズルを作ってくれるところがあるのかと思ったら、なんと
「同じ300ピースでどんな顔にもなるんだよ」という。
「え~、ホント!?」
と言っている間に写メで顔を撮られ、どこかのサイトに送っている。
するとすぐデータが送り返されてその通りにパズルを組み立てていくと・・・・

f0012852_1111542.jpgなんということでしょう!!
自分的にはまったく納得はいかないのですが・・・・・

「ヘェ~、似てるわッ」「アッ、お父さんだ」とか
僕が「え~、全然似てないよ」と言うと
「こんなもんじゃない・・・」って、ひとの顔を言いたい放題

でも、
こんなもん・・・ってねえ。
[PR]
by u-kuukan | 2011-02-15 20:48 | 日常

夜の散歩

息子の誕生日が近いので、僕とカミさんと娘で洋服をプレゼントすることになり、
日曜日の午後から買い物と食事に出かけた。
僕も意見を求められたが、ファッションの知識も語彙も少なく

「・・・良いんじゃない」

と答えるだけなので、まじめに答えていないように思われてしまった。
結局娘の的確なコメントとコーディネート力が決め手となり、買い物無事終了。

f0012852_20335977.jpgその後、娘が神楽坂に行ってみたいと言うので、食事をするために夜の神楽坂に向かった。
あてもなく神楽坂らしい?路地裏に入り、家族でゆっくりブラブラと散策
ところどころにあるお店の、人のスケールに合った重心の低い、やわらかい明かりと格子がまた良い感じで、その明かりが露地にこぼれて、ゆったりとした時間が静かに流れていた。
[PR]
by u-kuukan | 2010-10-05 19:55 | 日常