高野保光のコラム


by u-kuukan
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリ:仕事( 89 )

13年振りの再会

車庫を増築したいとのご要望があり、13年前に建てたお住まいにお邪魔してきました。

当時お住まいだったご両親は現在海外で生活をされており、今は息子さんご夫婦が暮らしています。久しぶりの再会にドキドキ、ワクワクしながら現地に向かいました。まずは、車庫を造るため、外回りを確認、庭との距離、塀などを採寸して、大まかな提案をしました。

f0012852_18211595.jpg一通りお話を伺って室内に入ってびっくり。
竣工当時の美しい空間は保たれ、さらに味わいを増していました。手入れの行き届いた室内、時の流れを刻み込んだムクの床や左官の壁が、より味わいを増していました。
若いお二人にも、「居心地が良くて、とても気に入っています!!」とお褒めの言葉をいただきました。
嬉しくて胸が熱くなっているところに、海外で生活されているご主人から息子さんに電話があり、僕と話がしたいと言っている・・・・・・というので、iPhoneを受け取った。


「高野さんの意図を大切に住んできました。木部を一部塗り替える際も、できるだけ竣工時の色を出すように塗装屋さんにいったんだけど、なかなか難しくてね・・・・・どう思いますこの色、大丈夫でしたか・・・・・」
と、電話の向こうでは、設計中の打ち合わせを思い出させる温かい声が聞こえてきます。
僕はただただ、「いやいや全然良いですヨ!ありがとうございます。奇麗に使っていただいてホント感激しています、いや、素晴らしいです。」というわけのわからない受け答えをして電話を切り、お二人にお礼を言って帰路につきました。

高速に乗りしばらくハンドルを握っていると、恥ずかしながらじんわりと涙がにじんできて、なんとも言葉にできないのですが心が優しく満ち足りた気持ちになったのです。

建物は作って半分、育てて半分
数寄屋建築で名高い中村外二工務店の二代目棟梁の言葉です。
僕たちの仕事は、家を作って引き渡して終わります。
その後、日々お掃除やお手入れをして大切に家を使う事が、家を良くしていくことであるという
教えなのですか、現代の忙しい世の中でそれを実践するのはなかなか難しいものです。

f0012852_18271582.jpgでも、今日はそんなお宅を訪問することができました。



住まいに対する建て主ご家族の深い、
それでいてスマートな暮らしと愛に感謝!!
[PR]
by u-kuukan | 2013-05-11 16:48 | 仕事

撮影

f0012852_1926462.jpg

先日、住宅雑誌の撮影がありました。
夏の撮影で、その上数週間も全く雨が降らず庭木が心配でしたが、撮影前日になんと恵の雨が・・・・・・、一部に枯れた葉もあり、酷暑を物語っていましたが、前日の雨のお蔭か撮影日は庭木も元気を取り戻していてホッと一安心。
暑いとはいえさすがに9月、秋の陽射しが優しく室内も静かな時間が流れていました。

さて、雑誌掲載のお知らせです。「最高に心地のいい住宅を手に入れる方法」に「浦和の家」が、知っておきたい図面の見方では、「北千束の家」の図面と写真が紹介されています。
家づくりの会の仲間の住宅も、数多く紹介されています。
これから家を建てる方にはとても参考になる内容になっていると思います。
また、MY HOME 100選 vol.11には「川崎市Hさんの家」が掲載されました。

是非、ご購読ください。
[PR]
by u-kuukan | 2012-09-07 18:07 | 仕事

竣工、引渡し

先週末、都内で引渡しがありました。
f0012852_14204473.jpgあの日は天気が不安定で、土砂降りの雨が降ったかと思えばちょっと陽が射したり、風が吹いてきたかと思うと、急に暗くなったり・・・・自然は、驚くほど多様な姿を見せるものですね。

この家はその天気の変化を様々な美しい風景にして見せてくれました。
雨に洗われた庭の清々しさ、風に揺れる木々、木洩れ日が室内を彩り、光を受ける左官の壁の優しさなど、それらを眺めているだけでも飽きない。
雨もまた愉しい、そう思える家になりました。

自然と人工の関係、心と体の関係がうまくバランスされた時人は心地よく感じ、
安心することができるのではないか。
そういう幸せな関係により近づくことのできる空間を創ることが大切。そんなことをしみじみ、
ジワ~っと考えさせてくれる味のある住いになりました。
[PR]
by u-kuukan | 2012-09-06 10:56 | 仕事

竣工写真撮影

f0012852_2012871.jpg

先日お住いになって、数ヶ月経った『東村山の家』に写真撮影に行ってきました。
おおらかな空間の中で仲の良い元気なご家族が、
さらに仲良く暮らしている様が
感じ取れ、ジンワリと嬉しくなりました。
[PR]
by u-kuukan | 2012-05-29 20:03 | 仕事

平屋で暮らす

f0012852_1295674.jpg先日、平屋のお住まいの引渡しと内覧会がありました。
郊外の恵まれた敷地に建つ、美容室とご家族3人の住いです。
普段は都内での設計が多く、平屋の設計は今回が初めてで、
僕自身も日々出来上がる空間にドキドキ、ワクワクしながら、
建て主ご家族と、夢を膨らませて楽しく仕事をさせていただきました。

f0012852_12132217.jpg住宅部分は30坪ですが、水平にゆったり広がる生活空間が面積では図れない豊かさとゆとりを感じさせます。
外と内があちこちで優しく繋がり、大地に沿うように緩やかにスキップした床レベルが、庭との良い関係を作っています。


新緑の季節には、
この住いがどんな光に包まれるのか、
次回お伺いするのが今から楽しみです!
[PR]
by u-kuukan | 2012-02-10 12:00 | 仕事
今日は、練馬の家の一年点検に行ってきました。
玄関までのアプローチは、打ち水がなされていて、すがすがしい気持ちになりました。
ちょっとした気遣いですが、とても良いものですね。

リビングから見える冬の光が差し込む庭もまたいいものだなと思って眺めていたら、
なんとアルミサッシの網戸がはずされていたのでした。点検を終えた僕たちに奥様は、
抹茶を出しながら「この時期は、虫もいないし庭もよく見えるし、気持ちいいので網戸は
全部はずして納戸にしまっています。網戸も汚れず傷まないで済みますからね。
島根の母にも、冬は網戸はいらないんじゃないのと言われまして・・・・・・・」
と話していただきました。

その心がなんとも嬉しく体の芯まで温かくなったのです。
日本人は長い間季節に合わせてしつらいを変え、様々な工夫を重ねながら
暮らしを楽しんできたのです。
街中の外回りの建具がほとんどアルミサッシになってしまった今、冬に網戸をはずす方は、
ほとんどいないかも知れません。しかもこのお宅では網戸に限らず、季節感を大切に
住いのしつらえを整えつつ、毎日の生活をしっかり楽しく味わっている、
本当に素敵なご家族だなと思いました。

頂いたお菓子は2月のイメージにピッタリのデザインで、抹茶とも絶妙なバランスでした。
この一年の間に、少しづつそろえてきたインテリアを彩る小物達を楽しそうに説明してくださる
ご主人とやわらかい笑顔の奥様・・・・・・・・

住み手が創る豊かで確かな暮らしが、そこにありました。
[PR]
by u-kuukan | 2012-02-09 18:23 | 仕事
竣工して4年を過ぎたお住まいの取材がありました。

母屋は遠藤新の原設計を最大限に生かし構造補強と最小限のリフォームを心がけ、
北側に小さな中庭を挟んで若いご夫婦とお子様2人のお住まいを増築した仕事です。

f0012852_20441336.jpg
久しぶりに訪れたその家で、子供達が満面の笑顔で敷地の端から端まで家の内外を縦横無尽に走り、遊び回る姿に持ち帰れないくらいの元気をいただいた。

室内には絵や工作など子供たちの手から溢れ出た作品の数々が飾られている、
陽だまりの中,弟とサッカーをしていたお姉ちゃんが、いつのまにかウッドデッキで本の世界に。

直射光の入らないやや暗い翳りのある落ち着いた母屋は80年の時を生き、静かに新たな時を刻んでいる。以前にも増して、慈しむように美しく整理整頓されている母屋のリビングでお母様は、中庭越しに木洩れ日の中戯れている孫達の姿を、静かに優しく眺めている・・・・・
元気に遊ぶ子供たちに惜しみなく注がれる母親の温かな眼差し・・・・・・・

家族が穏やかに、生き生きと静寂のある空間の中で四季を感じながら日々を送る、その姿にこそ生活の美があり、ジワッと胸に迫るものがあった。

年を重ね月日を重ね時を重ねて、家族に寄り添ってきた住いと、
新たに同じ時間と空間を共に生きはじめた住いを、
このあたらしい年の始まりに拝見させていただき、
あらためて月日を重ねていけることに感謝して、

新しい明日を迎えようと思う。
[PR]
by u-kuukan | 2012-01-11 19:26 | 仕事

吉祥寺のガンマン

台風の影響が残る中、吉祥寺で地鎮祭があった。

この時期はまだまだ蚊も元気、しかし勇敢な一人のガンマンが大活躍!!

虫除けスプレーを西部劇の早撃ちガンマンのようにスカートのポケットに入れたまま、
全体重をスプレー缶に掛け、ポーズをとって

シュウウーッ

f0012852_1121522.jpg蚊が安心してうっかり飛び始めると、
このポーズでまたまた、

シュッーッツーと撃退。

カワイイ吉祥寺のガンマンに守られた僕達は、
だれ一人蚊に刺されることなく快適に
スムーズに地鎮祭を行うことができました。

一仕事終え,さすらいのガンマンは右頬に受けた名誉の負傷(蚊に刺されて本人だけは真っ赤に頬を腫らしていた)を全く気にする素振も見せず、振り返ることなく颯爽と去っていったのでした・・・・・・・
[PR]
by u-kuukan | 2011-09-06 10:45 | 仕事

内覧会

先週末は、板橋で内覧会があった。

f0012852_2175833.jpg木戸を開けると、小さな中庭があって正面に小さな和室が見えます。その中を歩いて玄関に入るアプローチです。
2階はワンルームの多目的ファミリースペース屋根のあるデッキスペース
一部が吹き抜けで3階の子供部屋と寝室とも気配が繋がっています。曇り空で涼しい一日、多くの方々に足を運んでいただきました。建て主ご家族の優しい眼差しの中、お子さんが嬉しそうに家の内外を歩き回り、すでに慣れ親しんだ我が家という感じ。
建て主ご家族だけでなく、お母様や親戚の方など皆で完成を喜んで頂きましたが、
その家族の温かさが住まいの形になったのだと実感しました。

f0012852_21101190.jpgこの日、Hさんはスタッフとしての仕事の最終日でもありました。(7月末退職でしたが、担当していた住宅の内覧会でもあり、この日はお手伝いをお願いしていました)本人は、淡々と仕事をしていましたが、夕方にサプライズが・・・。この家を施工した渡邊技建のSさん、Eさんから素敵な花かごをいただいたと思ったら、建て主のMさんからスターでもないともらえないような大きな花束をいただくと、クールでマイペースのHさんの目に光るものを発見(たぶん)、僕もジーンときた。

事務所で約5年、僕もいろいろと厳しいことも言いましたが、頑張ってついてきてくれました、
いつのまにか事務所にとって変えがたい貴重な大切な存在になっていました。
居なくなるのはさびしいけど、これからも健康第一でマイペースで、お互い?いい仕事を細く長くしていきましょう。


本当にありがとう、お疲れ様でした。
[PR]
by u-kuukan | 2011-08-25 20:16 | 仕事

キッチン特集

f0012852_21254849.jpg先週末は、『花水木の家』の取材がありました。
竣工後十ヶ月、下草も根付き二階から見下ろした庭もいい感じだった。

今回のテーマはキッチン特集。
外観、インテリアを一通り撮ったあとは、実際に料理をしているところを撮影。週末は、ご主人も台所に立つということで、使い勝手など奥様のご要望を形にした四角いキッチン。お二人同時にゆったり作業ができるデザインです。朝取り野菜など食材をたっぷり作業台に置いても、余裕たっぷり。キッチンスタジアムというか、料理番組の取材のようだった。

f0012852_21264975.jpg奥様の繊細な料理と、魚をダイナミックにさばくご主人の料理。取材のあとは、その味を堪能させていただきました。手作りの家でいただく手料理手作りパン、最高に美味しかったです!!

Iさんご馳走様でした。


また、先週木曜日から、OZONEでは建築家5人展『みんなの住みたい家ランキング』が
始まりました。龍ヶ崎の家の模型と写真、浦和の家、千歳船橋の家の写真をパネル展示
しています。是非、お出掛けください!!
[PR]
by u-kuukan | 2011-06-27 19:17 | 仕事